アイランドのクリムゾン

・・少しずつ貯めている、ブートっぽいCD、、いや、公式のものですよ。
これらはキング・クリムゾンという名の、プログレッシヴ・ロックバンドのライヴ音源です。1969年にデビューし、なんと今だ現役のグループ。ロバート・フリップというギタリストがリーダーであります。
フリップ氏はクリムゾンが「プログレ」と呼ばれることを嫌っていますが、間違いなくプログレの、しかも最高峰のバンドと言えます。
ただ、、メンバーチェンジが激しく、年代によってかなり音楽性も違うため、他のプログレバンドよりは少しとっつきにくいかも知れませんね。
ころころ変化するクリムゾンを、時期で分けるのはいろいろ見方があるようです。
まず、いちばん大ざっぱな分け方は、1969年から1974年までと、7年のブランクを置いての1981年以降というものでしょうか。そして前半の方は、さらに3つに分けることができます。
まずは1969年から70年あたり。『クリムゾン・キングの宮殿』のときです。
次に71年から72年あたり。『アイランド』というアルバムを出しています。
そして73年から74年。『太陽と戦慄』や『レッド』のときです。
この3つとも、プレイヤーだけで言えば、フリップ以外の全メンバーが入れ替わるという強烈なメンバーチェンジであります。ほとんど、解散~再結成と言えますよね。
この中でクリムゾンが高い評価を得ているのは、「宮殿期」と「太陽と戦慄期」でしょうね。どちらも、凄いメンバーによる凄いアルバムと凄いライヴ音源が楽しめます。私も、ずっとこのあたりが好きでした。
それにくらべると、「アイランド期」は扱いが地味ですね。それでもクリムゾンはクリムゾンか、、私も聴かず嫌いだったんですけど、ある日、その『アイランド』収録曲を聴いたら、、その美しさにまいっていきなり大好きになりました(笑)
加えて、当時のライヴは『アースバウンド』や、ライヴを集めたコレクターズボックスで聴けますが、これがまた良いです。やけくそが突き抜けたような演奏です。
「アイランド期」はフリップと、歌詞を書くピート・シンフィールドというオリジナルメンバーのほか、ベースと歌のボズ・バレル(後にバッド・カンパニーに参加)、サックスやメロトロンを弾くメル・コリンズ、そしてドラムスのイアン・ウォーレス。
しかしこの5人が、どうもかなり仲悪かったみたいですね・・。プレイヤー内ではフリップ対3人という図式だったようです。
フリップは、、たぶん強圧的だったのかなぁ、、それでも3人は対抗するため、ライヴでフリップの苦手なブルースを演奏したり、やりたい放題してたみたいですが。とくに、コレクターズボックスに収録されている「クリムゾン・キングの宮殿」のブルースバージョンは、一聴の価値ありますよ。
この時期についてフリップは、「クリムゾンはこの有能なプレイヤーたちにとって、未来を開くバンドではなかった」と述べているようですが、、これって皮肉なのか今だから言える真意なのか、、いずれにせよ真実ですね(笑)
3人のうち、ボズとイアンはもう故人。ボズだけは生前、クリムゾンの話題はタブーだったようです。。
![]() | アイランド(紙ジャケット仕様) キング・クリムゾン WHDエンタテインメント 2009-03-18 by G-Tools |
その『アイランド』 ジャケは射手座の三裂星雲。
そしてたいへん長い曲で恐縮ですが・・冒頭の曲。
ああ、やはりキング・クリムゾン。良いわ~。
次のネタはじゃあ、80年代クリムゾンだ~。
