お布施の金額は明示すべきか??
大手流通のイオンが「葬儀サービス」を展開するにあたり、寺院への「お布施」の目安も提示し、全日本仏教会から批判的意見が出ている、、というニュースがあります。ご参照 → こちら
これはまあ、お寺側からすれば、戸松事務局長さんがおっしゃるように、
「布施をどう考えていいか分からないという声があるのは承知している」としながらも、「布施は言われて出すものではなく、出す人が額などを決めるもので極めて宗教的な行為。価格を決めて商品のように扱うのはいかがなものか」
という見方に落ち着くトコロでしょうね。
多くの和尚さんもそうでしょうが、私も檀家さんから「お布施、いくらくらいさせてもらったら良いでしょうね?」と聞かれることはあります。
そんなときはもちろん、「お気持ちでけっこうです」と答えます。
これは建前でもあり、じつは本音でもあります。じっさい、おなじことをおつとめしている法要であっても、お布施の額はかなり開きがあります。お布施の額というのは、住職である私と、その檀家さんとの個別の関係に左右もされるもので、聞かれたときの答えも、その相手によって変わることがありえるわけです。
なのでその対話は、かなり信頼関係が試されるものになりますし、また、信頼関係がなければ突っ込んだ話しにはなりません。まあ、私もどこまでその信頼を結べているのか、、というのは心許ないですが(笑)
ここらへん、どうも一般論としては語れないトコロで。イオンの話しで何が問題になるのかというと、ここを一般論化してしまおうとする無謀さにあるのでしょうね。しかし、これは金額云々だけの問題ではなく、そこからいろいろ考えさせられるとてもいい機会であることは間違いないでしょう。
もし、「お布施、どれくらいしたらいいんだろう」とお思いになったら、やっぱりお寺にお聞きになった方がいいと思います。
で、「お気持ちで」と返されたら、「そうおっしゃらずに」と食い下がってみてください(笑)
そこから、個別の関係を築く第一歩になればとも思います。。