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お釈迦さまも裸で生まれた

今日は妻子と4人で兼務寺へ。月遅れの花まつりでございました。
総代さんや世話方さんが花御堂をしつらえお待ちのところに、法衣を来た小坊主2人といっしょに座っておつとめをしてきたのでございます。やっぱり、私1人のときとは、檀家さん方の食いつきが違うのでございます。

 
さて、お釈迦さまはお生まれになったあと、「天上天下唯我独尊」とおっしゃられたと伝わっています。
お釈迦さまの尊さを賛嘆する意味もあり、また、私たちひとりひとりの持つ尊さについて述べられたのだ、、とも解釈されるようです。

花御堂におまつりされるお釈迦さまは、裸のお姿です。
おぎゃーと生まれてこの世に出てくるときは、お釈迦さまだって、一国の首相だって、どんな人だって裸の姿です。
人として生まれることに、ここでは違いがありません。裸のお釈迦さまが、この言葉をおっしゃるところに意味があるのでしょうね。

 
そして長じて、私たちはいろいろな縁を結び、親子や友人や夫婦や近所や仕事関係など、さまざまな顔や肩書きを持って生活していきます。
そんなとき、他に何もかもない裸の自分を思い出してしまうと、不安に駆られることがあるかも知れません。

しかしながら、尊いはずの裸の自分を思い出して、かえって不安に駆られてしまうのは、これも不幸なことでしょう。
では、そのさまざまな顔や肩書きが、裸の尊さをおとしめてきたのでしょうか。もちろんそんなことはありません。

 
親子のあいだで、こういうことを教えられ育ててもらった。

友だちの関係の中で、あの助言があったから、今の自分がある。

同僚の関係の中で、こんな自分の悪いところを指摘してもらった。

 
こんなことがあって、私たちは生きていきます。
裸の自分の不安を和らげてくれるのは、さまざまな顔と肩書きを持つ自分の、周りにあるいろいろな縁しかないからです。

コメント:2

risa 2010年5月 4日 23:21

時々誰とも喋りたくなくなったり一人でいたいって思うことがあるのですが、やっぱりネは寂しがりやなので人をむしょうに求めてしまいます。

ここ数日家族や友達のありがたさをしみじみと感じています。
なんだかひとりぼっちを感じることが多かったのですが、最近人間関係が良くなってきて(波があるんですよね)嬉しいです。

shosen 2010年5月 5日 21:29

risaさんありがとうございます
おお、うれしい気分でいられて何よりですわ~。
みんな甘えたがっているのですよね。いや、これは悪い意味じゃなくて、それで満たされていくということで。
人間関係が良いって、しみじみ幸せですよね。願わくは、risaさんの良い波がこれからも続きますように!

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