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ヒロシマを描くマンガ

さてヒロシマの日でございます。
昨日、原爆投下が正しいことだったという世論が、アメリカでは6割を超えている、、というニュースを目にしました。いや、こんなに高いとは思いもよりませんでしたね。

こういうことを考えるとき、私はなんとなく「正しいか正しくないか」よりも、「善か悪か」と思ってしまいます。ちょっとニュアンス変わってしまうかな。。
しかし、戦争がもたらす全体像は、もっと複雑なはず。早々に結論づけて思考停止し、他を排除してしまっては、かえって平和への前進も滞るかも。「何が正しいか。または何が善なのか」を考えてみることもたいせつなのでしょう。

 
さてさて、ヒロシマといえば、マンガ家こうの史代さんです。これは、『この世界の片隅に』という3巻ものです。

この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)  この世界の片隅に 中 (アクションコミックス)  この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)

 
前にも『夕凪の街 桜の国』という作品をご紹介したことがありますが、こちらも原爆前後の広島周辺を舞台にした物語です。おなじく、重い現実を淡々としたタッチで、とぼけたおかしみも交えながら描いておられます。
作者はあとがきで、「戦時の生活がだらだら続く様子を描く事にし、、幾つも転がっていた筈の誰かの生の悲しみやきらめきを知ろうとした」と書いています。そのとおり、ほぼ初対面で結婚した、北条すずと周作と、そのまわりの人たちの笑いと涙が中心となっています。
2人の恋愛感情が軸になり、いろいろな人と、ここで別れたらもう2度と会えないかもしれん、、という切迫した気持ちが、戦時の高揚感と相まって真に迫りますね。

ここには「何が正しいか、何が善か」という答えはなく、ただ翻弄されつつも生き続ける人たちの姿だけがあります。
残された者が、お互い居場所を作りあい、新しい記憶を積んでいく。。そんな中で、何か見つかったりすることがあるのでしょうか。それとも、それもやはり「風に吹かれている」ものなのでしょうか。。

コメント:2

riyos 2009年8月 7日 20:50

お久しぶりです。

昨晩は「棚経」疲れの為「原爆忌」の記事を書けませんでした。

mixi仲間より質問がございましたので、少し辛口のコメントを送付させていただきました。

貴殿のブログに沿わなければ、消してください。


『さて、昨日は64年目の「原爆忌」でした。
そして「平和ボケの日本国民」が増えて参りました。
が、それに反比例するように、残虐な事件が些細な原因で増えておる事は、大変恥ずかしく思っております。

そもそも、我が国の教育事情に大きな原因があると考えておりますが、今の文部科学省の役人の考え方には、「戦争は二度と起こさない」というスローガンだけで、その中身は皆無。

それに輪をかけるように、マスコミは「命の貴さ」をスローガンにしながら、「視聴率」だけに目がくらみ、スポンサーの御機嫌を伺うばかり。

とある「宗教団体」は、「平和」を掲げ選挙活動に精を出していますが、裏を返せばその「資金力」を生かし、ミサイルをぶっ放している。

それを、マスコミはなぜ報道しないのか。

実は、報復が怖い訳ではなく、ただ単に「資金」がほしいだけなのです。

今や、各国の「軍事能力」は60年前とは比較にならないほど進化しております。

命よりも「お金」の発想を変えなければ、「地球」が滅亡する日も現実となる事は明白。

我々一人一人が「盾」となって、これらを阻止するしかないのです。

「核」には「核」と言う考え方は60数年前の考え方と言う事を、肝に命じましょう。

「無関心」ではなく、「情報非公開」 それも「人命」より「金の為」 』 

と言う返信をさせていただきましたが、質問内容は『「原爆忌」NHKでも特集せず!』と言う問いでした。

僧侶として言い過ぎましたか???

もしよろしければ御意見たまりたく存じます。

どうかお気を悪くなされませんように。

shosen 2009年8月 7日 22:18

riyosさんありがとうございます
連日、棚経お疲れさまです。いよいよ上り坂もきつくなっていきますが、どうかお体お気をつけください。

さて、貴重なご意見をこちらにもいただき、誠にありがとうございます。
おそらく平和とは、結果として訪れるものではなく、そこへ至ろうとするプロセスを言うのであろう、、と思っております。
その意味では、riyosさんのおっしゃる「我々一人一人が「盾」となって、これらを阻止するしかない」とは、まさにその通りだと思います。
そういうロールモデルが、もっと注目されてほしいな、、と思いますね。

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