臓器移植法改正案が衆議院で可決
1997年に成立した「臓器移植法」が12年ぶりに見直され、一気に進んだ改正案が衆議院を通過しました。詳しくは → たとえばこちら
現行法では、臓器提供者は15歳以上、本人と家族の同意が必要でした。そして、脳死は臓器提供に関わる場合のみ人の死と認めるものでした。
今回の改正案は、臓器提供の年齢制限を撤廃し、本人の拒否がない限り家族の同意で可能になります。そして、脳死は一般的に人の死と見られるようになるようです。
まだ参議院での審議がありますので、これで決定ではありません。参院は、この案に批判的な民主党が多いですからまだわかりませんね。
臓器移植が、ほんとうに人間に幸せをもたらすものなのか、さらに議論が必要だと思います。
ちょっと仏教用語を使ってみますと、移植が「布施行」にあたるとして積極的に認めるのかどうか。
もしくは、移植をして延命しようとするのは、否定されるべき欲望になるのかどうか、、というところでしょうか。
また、脳死もこの機会に議論されてほしいです。
日本人が古来持っている死に対する感覚は、脳死とは相容れない部分が大きいからです。
ただ、脳死を人の死と認める流れは、すでに止めにくいものになっているような気もします。そうなると、ほぼ自動的に臓器移植を認めることになります。
こういうときこそ、どちらに立つにせよ、流れに惑わされない見方を持ちたいものです。