どうなる豚インフルエンザ
あっという間に世界を席巻した「豚インフルエンザニュース」 WHOが警戒レベルを上げているわけで、なかなか予断を許しませんね。このインフルエンザがどこまで怖いのか、まだはっきりとわかっていないようですが、死者が出ているのは事実ですから・・。
ただ、たとえば豚肉を食べるのはまったく大丈夫のようですし、よく見る不織布マスクや、うがい、手洗いが非常に有効な予防策であることは間違いないでしょう。根拠の確実な報道を見て、冷静に対応したいところです。ご参照 → たとえばこちら
ああしかし、ウイルスとは不気味で怖いですね。電子顕微鏡でしか見られないほどの小さなものが、たくさんの人間の命を奪う可能性があるわけですから・・。
先日、生物学を専門とする福岡伸一青山学院大学教授の『生物と無生物のあいだ』という著書を読みました。
その本の大きなテーマは「生命とは何か?」という大きなもので、そこを考えるヒントとして「ウイルスは生命か否か?」という提示がありました。
ウイルスはどちらかというと幾何学的な構成で、同種のウイルスはまったくおなじ大きさと形を持ち、栄養を摂取せず、呼吸もせず、一切の代謝を行わず、ふつうの細胞(つまり「生命」)ではできない「結晶化」が可能なのだそうです。その意味では、生命とはちょっと違うのかな、、という感じもします。
ところが、ウイルスはDNAを持っています。生命の最たる特徴である「自己複製」をするわけです。ただし単独では何もできず、他の細胞に寄生してDNAを植え付け、その宿主細胞にウイルスを複製させ続けるのです。ちょっと、、気持ち悪い話ですね。
あいだの説明をはしょって恐縮ですが、著者は現時点ではウイルスを生命とは定義づけない、と結論づけています。
それにしても、いずれにせよなんとも不思議なものではあります。今回のインフルエンザも、はやく収束してほしいです。
![]() | 生物と無生物のあいだ (講談社現代新書) 福岡 伸一 講談社 2007-05-18 by G-Tools |
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