ダークナイト
- 映画のこと
- 2009年2月17日 21:51
![]() | ダークナイト 特別版 [DVD] クリスチャン・ベール, マイケル・ケイン, ヒース・レジャー, ゲーリー・オールドマン, クリストファー・ノーラン ワーナー・ホーム・ビデオ 2008-12-10 by G-Tools |
ああー見ました! やっと見ました!!
なんだかみんな褒めている映画、『ダークナイト』を。
これはバットマンシリーズの最新作。陰謀うずまく架空の大都市ゴッサム・シティを舞台に、悪と正義の戦いを描きます。
以下、ネタバレもありますのでご了承を。。
主人公のバットマンは、大富豪の変装した裏の姿。言わば、「民間」の立場で悪を追い詰めているわけです。ところがこれは諸刃の剣で、バットマンが敵をやっつけるたびに、復讐として警官や無実の人たちが殺されていく。市民のために戦っているのに、逆に市民を恐怖させるジレンマに陥ってしまうわけです。
敵のボスであるジョーカーは一見狂気の男ですが、バットマンが立つその危うい位置をうまく利用して追い詰めていきます。バットマンを差し出せば殺人を止める、、と叫び、市民とバットマンをうまく切り離していきます。
そこで登場するのがハービー・デント地方検事。彼は正義感あふれる熱血野郎で脅しにけっして屈しません。
自分と違って、表街道を堂々と歩く彼こそが真にゴッサムを救う男だと信じたバットマンは、ハービーと結託しジョーカーを罠にはめようとします。
ところが、ジョーカーの方が圧倒的に上。まんまとハービーを手中に収めたジョーカーの次の野望は。。
スティーヴン・キングがこの映画を高く評価しているようですが、これはわかる感じです。
この映画で語られる、「絶望に襲われた善人が、いかに容易に悪に染まってしまうか」というテーマがそそるのでしょう。1度目見たときは、たんにジョーカーの醜悪さだけが目立って見えていたのですが、2度目を見直すうちに、彼の言いたいことも聞こえてきた気もしました。
もちろん、犯罪を認めるわけではありません。しかし、この人間の弱点を知り尽くしたジョーカーの振る舞いは、たんに凶悪というだけでなく、震えを起こさせる迫力に満ちています。
表だって正義の味方になれないバットマン。操るメカはすごいけど、意外と(?)格闘戦はそんなに強くないですね。なんかコンプレックスを感じているだろうところも、かえって魅力に写るなあ。
真っ黒のジョーカーと、(のちに転落しますが)真っ白のハービー、そしてその間を埋めるバットマンの三角関係的な立ち位置もスリリングです。それに加えて特筆すべきは、クライマックスのフェリーシーンで大勢の人を救ったのが、派手な主人公たちではなく無名の市民と囚人であったことが感動を呼びますね。うまい作りだなぁ。
アクションだけが突出するわけではなく、重いテーマをずるずる引きずるわけではない。その2つを殺すことなく、テンポのバランスがうまく取られた傑作だと思いました。
ジョーカー役のヒース・レジャー。もう亡くなってしまったのですが、抑えた演技から吹き出る狂気がたしかにすごい。ジャック・ニコルソンのよりも人気高いのかな。私は甲乙つけがたいなぁ。。
それと、、ジョーカーに捕らえられたハービーとレイチェルのうち、バットマンがなぜハービーを助けたのか疑問に思っていたのですが、これはジョーカーが、監禁している場所をわざと逆に教えたのですね!
「Yahoo!知恵袋」に書いてありました(笑)
