ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
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- 2008年11月 6日 18:21
![]() | ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 通常版 三石琴乃, 林原めぐみ, 緒方恵美, 山口由里子, 総監督:庵野秀明;監督:摩砂雪;監督:鶴巻和哉 キングレコード 2008-05-21 by G-Tools |
えースミマセン、アニメ記事です。。
70年代の宇宙戦艦ヤマト、80年代の機動戦士ガンダムと来て、90年代は、、新世紀エヴァンゲリオンなのかな。2000年代になって公開された、リメイク版とも言える映画、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』をレンタルで見ました。
いちおうTVシリーズを、リアルタイムではありませんが見ていましたので、複雑で不親切な展開にもなんとなくついて行けます。ストーリーは基本的に同じ。ただ、絵を撮り直し、CGを加えた映像は、もう、美しいですね。宮崎駿とおなじように、この絵を見るだけでもいいとも思える。
しかし、、エヴァはたしかにおもしろいし嫌いではありませんが、、なんていうか見ていてやりきれないところもあるんですよね。考え過ぎかも知れないけど。。
それは、たとえば初代ガンダムと見比べると、そう思うことがあるのです。
以下、知ってるひとだけ向けの、しかもコリクツな長文になり恐縮です・・。
おそらく、ガンダムはアムロ・レイの、エヴァは碇シンジの、葛藤と成長の物語ですよね。
アムロもシンジも最初はヘタレなキャラだし。どちらも両親とは基本的に不幸な関係ですし。
違う点は、たとえばアムロには、シャアとかララアとかランバ・ラルとか、敵ながら主人公に影響を与え、成長させるキャラが多くいるのに対し、シンジにはそれがない。
アムロは、おなじ人間である「ジオン公国軍」となぜ戦うのか理由がわかっているが、シンジはまったくわからず、いきなり正体不明で意思疎通不可能な「使徒」なる怪物と戦わされている。
そして、最終回は、なんか逆方向に行ってるような気がしてしまいます・・。
アムロには「ボクには帰るところがあるんだ」と言わせる大勢の仲間が待つ。対立しながらも試練をともに乗りこえた、尊敬しあえる人たちが。
シンジにも「おめでとう」と言ってくれる人たちがいる話があったのに、のちにそれは破棄(?)され、あらためて出された話しでは、世界にアスカと二人っきりで残され、しかも好きなアスカに「気持ち悪い」とまで言われてしまう。
先日、初代ガンダムをあらためて見たときに、いったいこの差はなんなのかなあ、、と考えてしまっちゃったわけです。
思うのは、ガンダムはニュータイプ(一種の超能力者?)をより良き人類の発展の基礎と見て、それが成功していく様子がある。初代を見ただけの感想ですが、基本的に楽観論だと思います。
対してエヴァの人類補完計画(全人類を完全なる単体生物として統合させる、という進化)は、どう考えても人類のより良き発展とは思えないし、事実、シンジの意志によってそれは不成功に終わる。
エヴァは、人類に対して悲観的なのか楽観的なのか、よくわからないです。
そこを考える上でいちばんのキーワードは、「ATフィールド」だと思っています。
ATフィールドは、使徒やエヴァの持つバリヤーとして最初登場します。が、後半になって、個々の人間が持つ心の壁のようなもの、、というふうに意味が大きく変わってきます。
その壁があるから、人はお互い理解しえない。しかし、その壁のおかげで、自分の心を守ることができる。そんな両面を持つ、、のかな。リツコが言うところの、「ヤマアラシのジレンマ(遠ざかると対話できない。近づくとお互いのトゲで傷つけあってしまう)」もそれですよね。
エヴァで重要なポイントとなる人類補完計画とは、人類を「不完全な群体」とみなし、全人類のATフィールドをなくし、争いや疑いを起こさない「完璧な単一生命体(ソラリスみたいなもの?)」と進化させる試みであったと思います。そして、物語の行きがかり上、計画の成否をシンジの選択にゆだねることになってしまいます。そして、真相を知ったシンジはそれを拒否します。
しかし、それはシンジにとって、今まで悩んできた、父親や友人たちとの葛藤、疑心暗鬼、苦しみをふたたび受け入れるという意味にもなるわけです。
その決心は、言わば現実を受け入れて、そこから何をなすべきか考え、誠実に生きていく、、というとても前向きで理想的なものに見えます。
ただ、、エヴァの中で、現実を受け入れてそこから具体的にどう生きるか、、という提示はありません。まあ、そこまで求めるべきものではないのかも知れませんが。
しかし、なんだか、「個性を持て! コミュニケーションを上手く取れ! 前向きに生きろ!」とけしかけ、ちょっと失敗したら「それは自己責任だ」と突き放す、今の世の中を見るようで、、ちょっと暗くなるのです。。
アムロは、2ちゃんねるで言うところ(らしい)の「リア充(リアルで充実した生活をしているひと)」で終わっていますが、とりあえず補完計画という横暴は食い止めたにしろ、その功労者であるシンジに、この先の明かりがあるのかなぁ、、と思ってしまうのです。
もっと世の中、こういうところでは凡庸でユルいものであって欲しいなぁ、、という気持ちが、私にはあるのかも知れません。
あ、だからエヴァの中では、ミサトさんの「サービス、サービスぅ♪」に惹かれるのかな(笑)
じゃ、最後にTVの主題歌でも~。
えーと、なんとも独り言な記事でたいへん失礼しました。的ハズしてるよ、、というのがあったら、どうか教えてやって下さい~。
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