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エリック・クラプトン自伝

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中江 昌彦
イースト・プレス 2008-04

by G-Tools

ブルース~ロック・ギタリストとして超一流の評価を受け続けるエリック・クラプトンの、半生をみずから語った自叙伝です。じつはそんなに詳しくない(つまり大ファンではない)のですが、さすがに自伝となると興味を持って読みました。
ヤードバーズからクリームを経て、長いソロ期間へ。その間に出会って共演した、数々の有名ミュージシャン。それぞれのエピソードが、率直な感情でもって紹介されています。

ヤードバーズは一時しのぎだったこと(笑)。クリームにスティーヴ・ウィンウッドを入れて4人編成にしたかったこと。クリームの自信作がジミ・ヘンドリックスほどの評価を得られず落ち込んだこと。ジョン・レノンは「(悪い意味で)とんでもないことをやりかね」なく、目を光らせている必要があったこと等々。
自身のプレイに関してはあっさりと書かれているため、音楽的なことよりも、彼をめぐる人たちとの関わりが目立ちます。

とくに有名なのは、ジョージ・ハリスンの奥さんだったパティを「横取り」する話でしょう。
ジョージとパティは冷めた関係ではあったものの、いざこういう事態になるといかに「親友同士」といえどもぎくしゃくはするでしょうね。その点も正直に語られています。
しかし、いちばん大きくさかれているのは、じつはドラッグやアルコール中毒の苦しみと、そこからの復帰にいたることです。これは経験のないものにも、真に迫る迫力がありますね。クラプトン、よくここまで帰ってこられたものです・・。


帯には「過酷で数奇な音楽人生を赤裸々に語った」との言葉が。
自分が「神」とまで評価されることへの恐れと、自分が愛するブルース普及のために、そういう騒ぎも利用してやろうというしたたかさと。音楽だけしか知らなかった彼の、そういう奥深さと、退廃に流れてしまう芸術家の顔とが交互に見え、世の中には本当にこういう人がいるんだなぁ、、という驚異すら感じましたデス。

コメント:6

risa 2008年8月22日 18:24

エリック・クラプトンの人生は、ファンでなくとも知っているような有名なエピソードが多いですよね。華やかな人生ほどその影はどれだけ濃かったことか。凡人にはわからない辛さでしょうね。

shosen 2008年8月22日 20:44

risaさんありがとうございます
ハイ、、まさに光と影は表裏一体、、といえる人生でしょうか。
才能がある人は、気をつけないといけないんだろうな、、と思いました。

ジャック 2008年8月23日 01:06

クラプトンの自伝は気になってる本の一つです。
この記事を読んで、増々読みたくなりました。
やっぱり買おう。。。
来年の2月にクラプトンは来日の予定です。

shosen 2008年8月23日 21:02

ジャックさんありがとうございます
そう言っていただいて光栄です!
ぜひ読んで、ご感想教えてください。
来日2月かー。ちょっとバタバタする時期ゆえ、見てみたけいけど微妙です。。。

スズシン 2008年8月24日 12:54

最近はまた70~80年代のポップスをよく聴いています。
クラプトンのようにドラッグなどから復帰したミュージシャンは、他にもいますね。また、命を落とした方も・・・。


私にとって、その方々の生き様よりもまず作品(曲)です。

とはいえ、クラプトンの自伝は気になっている一つです。

shosen 2008年8月24日 18:21

スズシンさんありがとうございます
ミュージシャンって、ドラッグで持ち崩す人多いですよね・・。現代でもそうですし・・。

ハイ、私も生き様まで意識して音楽を聴くことは、あまりありません。
でも、知ると親しみがわくのは、やっぱり本当ですね。

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